こんにちは!テルです。
待ちに待った暖かい季節がやってきました。
今年の夏の山行に向けて、ベースレイヤーを新調しましたのでレビューします。
こんな人に読んで欲しい。
- 普段使っているTシャツでいいよね?
- 暑いのになぜわざわざ長袖?
- ベースレイヤーにフードなんているの?
- フーディーがついているベースレイヤーって何があるの?
結論から言うと、夏こそ長袖、フードつきがお勧めです!
理由を説明していきます。
私のベースレイヤーレイヤリングの歴史
まずは、私の夏の装いの変化をご紹介します。
1年目 速乾半袖Tシャツ(化繊)
↓
2年目 速乾半袖Tシャツ(化繊)+アームカバー+ ネックゲイター
↓
3年目 現在 速乾長袖Tシャツ(フード付き)

3年の間に足し算、引き算ありました。
なぜ、普段のTシャツではダメと言われるのか
ここで、基本に立ち帰り、なぜ登山では普段のTシャツはダメと言われるのか、おさらいしてみます。
一般的に売られているTシャツのほとんどは、綿が素材で作られているものが多いです。
この綿という素材が原因で山では使えないと言われます。
人間は、常に発汗しています。登山となれば運動量も上がるので、より汗をかきます。
この汗が、登山では安全を脅かす要因になり得ます。
それは、空気に比べて、水分は熱伝導率が高いことが要因です。
高温のサウナには入れても、熱湯には触れないですよね?これが熱伝導による違いです。
同じ気温でも、雨に濡れた方が寒さを感じませんか?
体が濡れてしまうということは、それだけリスクに近づくということです。
綿は非常に乾きづらく、濡れによるリスクが大きくなるため不可とされるのです。
夏の低山でも一緒だと思います。ずっと太陽の下を歩きますか?日陰もありますよね?風だって吹くでしょう。
そこで一気に冷えることになります。
もちろん、アウトドアブランドの化繊Tシャツも汗で濡れます。濡れますが、圧倒的に乾きが早いです。
気づくと乾いているレベル。気づくとサラサラな状態になっているので、快適かつ安全です。

濡れによるリスクは、標高が高くなればなるほど感じます。
将来的に、高い山に登る予定なら、最初からしっかりしたものを選びましょう。
登山用であれば、Tシャツはどれでも一緒?
『普段のTシャツがダメなのはわかった。じゃあ登山用であればどれでもいいの?』という疑問が生まれると思います。
答えは、N Oです!
登山歴3年の間、さまざまなブランドのTシャツを着てきましたが、性能にはかなり差があると思っていいです。
半袖で1万円くらいする高価なTシャツを買ったのに、全く役に立たなかったものもありました。
汗が乾かず、不快だし、冷たくなるし。
正直、金額ではわからないものもあります。
私が勧めるのは、パタゴニアとアークテリクスです。
この二つは、かなり優秀だと感じました。素材的にキャプリーンの方が濡れた時、冷たく感じる気がしますが、高性能なわりに、比較的手が届きやすい金額なのが魅力です。

登山界では、パタゴニアのキャプリーンはかなり評価が高く、いろんなシリーズが販売されています。
実際に使用してみて、なるほどと感じました。
持っていて損はないので、最初の一枚におすすめします!
暑いのになんでわざわざ長袖?
パタゴニアやアークテリクスが気に入り、私も半袖を着用していました。
でも、すぐにアームカバーを買いました。なぜでしょう?
半袖を辞めた理由
私が、半袖を辞めた理由は・・・
- 日焼けによるリスクを感じた。
平地でも日焼けのリスクは存在しますが、高山になればなるほど、太陽に近づくことになります。
日焼けで、肌がヒリヒリするのが気になって、集中できなかったり、ひどくなったら山で処置するのは不可能に近いのでなるべく肌を出さないようにしたかったのです。
- 害虫から身を守るため。
山に入ると必ずっていいほど、虫がまとわりついてきます。
気が散って集中できなくなるし、痒くなったら嫌なので、肌をなるべく出さないようになりました。
- 気温の変化に対応するため。
山では、気温の変化が激しいです。朝は、8度だったのに昼は24度とかザラです。
天気や風によっての体感温度も大きく違うのでいろいろ対応できる長袖に落ち着きました。

半袖だと、腕にかいた汗がそのままになり、風に晒されるとめっちゃ冷えます。
あとは、単純に濡れたままだと不快です。
- 障害物から、肌を守るため。
これはおまけ程度ですが、草や木に引っ掛けて肌を切ったりすることを避けるためでもあります。
薄い布一枚といえども、素肌と比べれば格段に防御力がアップします。
アームカバーを使った理由と使わなくなった理由
そんなこんなで、長袖の重要性に気づいたのですが、せっかく買った高価な半袖。
使わないのはもったいなく感じたので、だったらアームカバーすれば、即席長袖じゃね?となって使用することにしたのでした。
長袖になったメリットはすごく感じることができたのですが、アームカバーはずり落ちないようにピッタリしているので、窮屈に感じたのと、最終的にずり落ちてきてその度直すのが面倒に感じてきました。
最終的に、諦めて長袖を購入に至ったのでした。
ベースレイヤーにフードは必要か?
結論から言うと必要だと思います。
ネックゲイター導入の経緯
最初に説明した通り、ネックゲイターをよく使っているのですが、それにも理由があります。
- 首回りの日焼け予防
首の後ろって一番日焼けすると感じています。どこよりもです。
それを防ぐために、ネックゲイターを使用しています。
- 汗冷え防止のため
例に漏れず、首も汗をかきます。というか頭がかいた汗も流れて大変なことになります。
その状態で風にさらされると、一気に寒くなります。
首は大きな血管が走っているので、ここの状態いかんで寒さに耐えれたり、暑さを我慢したりできます。
なのでここを守ることは非常に重要になります。

どんなに暑く、太陽が出ていても、登山していて汗をかくと、お腹と首の後ろはキンキンに冷えてやがります。笑
本当なので、一度確認してみてください。
- コロナ対策のマスク代わりに。
ネックゲイターに、ウイルスをシャットダウンできる機能はありませんが、何もしないよりはいいかと思い、しています。自分のために、相手のために。
ネックゲイターに初めて感動したのは、登山一年目の表銀座縦走の際。
夏といえども稜線上は寒いです。
かっこいいからと特に理由もなく持っていったネックゲイターで顔を覆ってみたら、かなり暖かく感じ、これで進めると思いました。
最初のうちは、顔を守っているから暖かいと思っていたのですがそうではなく、首を保温することが大事なんだと後で学びました。
首を守る重要性を初めて気づいた瞬間でした。
フードでもいいんじゃないのか?と気づく。
ネックゲイターは、本当に優秀で、頭に巻いたり、ヘッドバンドにもできるし大変重宝していましたが、いちいち上げ下げするのが面倒だとは感じていました。
あとは、顔を覆ってしまうため、暑いと下げがちで、結果首が日焼けしていました。
持っていくものも一つ増えるし。
『フードでもいいんじゃないのか』心の悪魔が囁きました。笑
フードがあれば、首周りの日焼け対策も、首を風から守ることもできます。
なんなら頭も一部日焼けから守れます。
致命的にキャップが似合わない私は、ヘッドバンドで汗を防ぎ、フードで頭の日焼けを防ぐと言うレイヤリングを思いついたのでした。
寒い時はもちろんフードを被るし、暑い(日光が厳しい)時こそフードで守ることが必要だからです。
フードをかぶっていても、直射日光にさらされるよりは暑さを感じません。
一気に購入に傾きました。
フードがついたベースレイヤー
有名なところでは、先ほど紹介したパタゴニアとアークテリクスが出しておりました。
キャプリーン・クール・デイリーフーディー と レミージ フーディーです。
残念ながら、今年はレミージフーディーの販売はないようで、必然的にキャプリーンになりました。
キャプリーン・クール・デイリーフーディー
簡単に説明します。
価格 6,600円 (無地)
8,360円(グラフィックあり)
特徴 吸水速乾
防臭加工
大型のフード
実力は、半袖の時にすでに実感しているので、詳細は省略します。
気になったのは、紫外線カットの記述が消えたこと。
確か、去年にパタゴニアから、表記していた紫外線カット率に届いていないので回収したいと言うお知らせが届いていました。
その後、一旦クールデイリーシリーズは販売が休止になったと記憶しています。
それがあってのことだとは思いますが、個人的にはわかったほうが安心して使えます。
今年のは紫外線カットなしとはなってないとは思いますが・・・。





実際に、使用してみて自分の求めているものが満たされた商品でした。
大満足です。
まとめ
今のところ、夏のウエアはキャプリーン・クール・デイリー・フーディーに落ち着きそうです。多少寒くてもフードを被ることで暖かく感じることができます。本当にフードの存在は偉大です。ガレージブランドの山と道なんかは、フードの部分だけの商品も販売してるくらいですからね。色も気に入っています。今年の登山は、きっと活躍してくれると思います。
キャプリーン・クール・デイリー・フーディー 激推しです!!!
YouTubeチャンネルやっています。
終わり
公式ネットショップはこちら
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