こんにちは!テルです。
今回は、初めてのテント、アライテントオニドーム1を購入しましたので、レビューしていきたいと思います。

こんな人に読んで欲しい
- テント泊を始めたくてテント購入を検討している方
- 種類がありすぎてどのテントがいいのかわからない方
- アライテント?という方
- オニドームが気になる方
購入のきっかけ
私は、北アルプス南部の山や、山形の山に登ることが多いですが、年齢的なものもあり体力に余裕がある状態を望んでいたので、基本小屋泊で、重いテントや食料を担いでの山行はずっとやってきませんでした。しかし、憧れはずっと持っていていつかテント泊をやってみたいと考えていました。山形の百名山は、蔵王、鳥海山、月山、朝日連峰と登ってきましたが、飯豊山には登っていませんでした。今年は登ろうと考えていましたが調べるとどうやら泊まりじゃないと厳しそうです。基本避難小屋泊のようですが、わずかにテン場もあるようなのでコロナ禍も相まってテント泊やってみよう!!と決心したのでした。
テントの種類
購入にあたって、ネットや、書籍などを調べて行くとさまざまな種類があるようです。ざっとまとめます。
テントのタイプには大きくシングルウォールとダブルウォール、自立式と非自立式があります。
シングルウォールとは・・・壁が一枚だけのテント。ダブルウォールのように壁をもう一枚持っていかなくてよくなる為、比較的軽量。一般的に結露しやすく取り扱いに慣れが必要なため、初心者向きではないと言われる。
ダブルウォールとは・・・シングルウォールにフライシートと呼ばれる壁を被せ、壁を2枚にしたもの。壁が2枚になることで内部の結露が発生しにくいと言われる。シングルウォールに比べ重量は増えてしまいますが、2枚の壁で覆うことで安心感が生まれ、シングルウォールにはない前室(土間のようなもの)があるので、靴や荷物を置いたり調理もしやすくなり快適性が上がる。
自立式・・・ポールを通すことにより、ペグや張り綱がなくてもテントが自立するもの。比較的設営しやすく、初心者向け。非自立式に比べポールが増えるので、スペース、重量ともに増える。
非自立式・・・ペグや、張り綱なしではテントが立たないもの。ポールなどがないものが多く、重量やスペースを取らないものが多い。ペグが刺さらない場所では設営が困難。設営は慣れが必要。
非自立式はかっこよく、軽量なものが多く憧れはありますが、北アルプスでも使いたいなあという目的がありましたので風に強そうで設営しやすい自立式にすることにしました。
シングルウォールとダブルウォール問題は、多くの情報で 慣れが必要とか我慢する部分がある と言われていたので、初めてのテントには向かないと思い、ダブルにすることにしました。
ここまで決めればある程度候補は絞られてくるかと思いましたが、テントは種類が多いです。どのブランドのどのモデルにするかの悩みが始まりました。(悩んでる時間が一番楽しんですけどね)
もっと細かく言うと一人用か二人用か、入り口は短辺側か長辺側かなどあるのですが、とりあえず実物みて考えようと思いました。
候補に上がったテント達
テントの実物を見るべく近くの石井スポーツに行った時までは、よくネットに出ていたモンベルのステラリッジ1やニーモのタニ1などが候補に上がっていました。
そう、実物を見るまでは・・・。
ここで、候補に上がったテントの比較です。
価格税込 | 重さ | サイズ短辺×長辺×高さ | |
モンベル ステラリッジ1 | 本体30,250円 フライ13,750円 | 1.14kg | 90×210×105 |
ニーモ タニ1 | 56,100円 | 1.06kg | 105×202×103 |
ニーモ アトム1 | 39,600円 | 1.28kg | 90×210×105 |
アライテントエアライズ1 | 42,900円 | 1.36kg | 100×205×100 |
プロモンテVL-17 | 48,400円 | 1.19kg | 90×205×100 |
価格は40,000円から56,000円前後、重量はそこまで大きな差はなく、大きさも短辺に差があるくらいでほぼ変わりません。あとは、素材の厚さや好みかなぁなんて思ってました。まず、プロモンテから試し張りしたのですが、吊り下げ式でポールをつけるタイプですごく設営しやすく、いいなと思いました。中に入って出たり入ったり、マットを敷いて実際の使用を想定してみて思ったのは・・・、短辺が狭い?と言うことでした。底面は荷物を置くのに困らなそうですが、上に行くごとに狭くなっていくため、肩があたりそう。風が吹いてたら当たるんだろうなと思いました。長さや高さは問題ないのですが・・・。やっぱり実際の感じを確かめるの大事です。試し張りしてもらうのも申し訳ない気持ちになるのですが、高い買い物になります。ぜひお願いしましょう。買ってから気づいたのでは目も当てられません・・・。こうなるとスペック上では広いニーモのタニが候補になるのですが・・・。正直高いです。他のより10,000円ほどかかります。また、素材の薄さも気になります。レビューでは猫に穴を開けられた、なんてものもありました。軽量なのはいいのですが、強度に不安があります。
悩んでいたところ、店員さんがちょっと変わってるんですが、面白いのありますよと別のテントを持ってきてくれました。
それが今回購入したアライテント オニドーム1でした。
オニドーム1のスペック
先程の表に、オニドームを入れるとこうなります。
価格税込 | 重さ | サイズ短辺×長辺×高さ | |
アライテント オニドーム1 | 47,300円 | 1.29kg | 122(就寝部82)×148(230)×97 |
モンベル ステラリッジ1 | 本体30,250円 フライ13,750円 | 1.14kg | 90×210×105 |
ニーモ タニ1 | 56,100円 | 1.06kg | 105×202×103 |
ニーモ アトム1 | 39,600円 | 1.28kg | 90×210×105 |
アライテントエアライズ1 | 42,900円 | 1.36kg | 100×205×100 |
プロモンテVL-17 | 48,400円 | 1.19kg | 90×205×100 |
注目は、サイズ部分。他のと違い2種類サイズが書いてあります。他テントとの違いはその形です。
底を見てみるとわかりやすいです。下の写真のように鬼の顔のような形をしています。そのため、場所によりサイズが違うのです。
一見使いづらそうですが、この形に使いやすさが秘められています。
オニドームの特徴は
①独特の形により、フライシートを被せるとペグダウンしなくても前室ができる。
カーテンのようなフライシートのジッパーを閉めれば前室ができます。

②先ほど他のテントで気になった短辺の狭さについてですが、最小の部分が82㎝なものの、写真の右側部分が122㎝あるため、とても広く感じました。

ステラリッジとかの広さにプラスして鬼のツノの部分、写真だとカーテンのところの角にスペースがあるので広く感じます。

③鬼のツノの部分は物置にピッタリ。デッドスペースになりそうに感じますがそんなことなかったです。
写真だとわかりづらいですが角の部分にスペースがあります。

初めは、他のとあまりに違う形に乗り気でなかったのですが、一気に気に入ってしまいました。店員さんのアライテントは信頼感ありますよと言う言葉も背中を押してくれました。
使用感
実際に、飯豊山でテント泊してきました。
飯豊山テント泊の記事はこちら。
よかった点
- やはり、ジッパーを閉じるだけで前室ができるのは便利。
- 一人用テントですが、広々使えた。
- 前室のための鬼の形ですが、鬼のツノの部分に荷物を置けた。
気になった点
- 自分の設営の仕方の問題かもしれませんが、インナーテントの底面が湾曲し、ものが倒れる。
初めてのテント泊にもかかわらず、設営しやすく、簡単に立てることができました。
テン泊した日は夜強風が吹き、テントが吹っ飛んでくんじゃないかくらいの風が吹いたのですが朝までしっかりと立っていました。テン場には他にモンベルのステラリッジやファイントラックのカミナドームがありました。みんなちゃんと耐えていたので一見、風を受けそうな形ですが他のテントと同等の耐風性能はありそうです。結露も風のせいでインナーテントにフライシートがくっついていた一面だけで特に拭かなくても大丈夫でした。破損もなかったです。その日の風速を測ったわけではないですが、山の斜面を登ってくる風でとてもじゃないけど目を開けていられない、ずっと浴びてるのは厳しい風でした。おそらく10から15メートルあったのではないかと思います。テント泊に慣れた方なら大丈夫なのか?それともやばい風なのか?判断に迷いました。全然眠れない&風が落ち着く気配がないので結局避難小屋に移りましたが、朝までしっかり立っていました。
まとめ
初めてのテントですから思い入れもありますが、正直他の一人用テントだったら幅が狭く、今回のような強風が吹いた際のテント内の空間は厳しいものになると思います。その意味でオニドームの構造は使いやすいと思います。フライシートのジッパーを閉めるだけで前室ができるのも楽でした。初めてのテン泊が悪天候という惨事に見舞われましたが、そのおかげで?テントの耐風性は確認できました。(快適にテント内で過ごせるかは別問題ですが・・・。)そして食も住も担いで登ると言う夢が叶いました。今後、北アルプスなどで試していきたいと思います!
次は・・風の強そうなとこはやめとこ・・・。
特殊な形ですが・・・オニドームおすすめです!
YouTubeチャンネルやっています。
終わり
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