こんにちは!テルです。
今回は、ガイド登山用、セルフビレイ用に購入した、ブラックダイヤモンドクーロワールをレビューしていきたいと思います。

こんな人に読んで欲しい。
- ガイド登山の時ってハーネス必要?
- クライミング用と登山用は何が違うの?
- クライミング用のハーネスじゃなきゃダメ?
- クーロワールってどんな商品?
- ブラックダイヤモンド登山用ハーネスの種類は?
結論から言うと、必要だし、購入して良かったです。その理由を説明していきます。
ガイド登山の時、ハーネスは必要か?
そもそも、ガイド登山にハーネスは必要なのでしょうか?
結論から言うと滑落の危険等ある山では必要です。そのような山では、安全を確保するためロープが使われます。
そのロープと接続することと、落下時の体にかかる負担を分散するためハーネスが必要になります。
ハイキングのようなガイド登山では、危険性も少ないため、確保は不要なので必要ないです。
行く山の難易度によって変わります。
3月に赤岳ガイド付き登山をするにあたって、ガイドさんから届いた持ち物リストの中にハーネスが含まれていました。
私は、劔岳に登った際、セルフビレイ用に購入したクライミング用ハーネスを持っていましたのでそれを持っていこうと考えていました。
商品名は、ブラックダイヤモンド モーメンタム です。(6,480円、300g)
登山用品店で安さだけで選びました。
装着した感じも、問題なく、クライミング用だけあって、腰や足回りのプロテクトも厚めで丈夫です。
強いて、欠点を言えば 収納時の大きさと重さです。
ザックの中でも結構スペースを取ってしまうのは事実。しかし、あまり気にしていませんでした。
そんな中、ブラックダイヤモンドのホームページをみていたところ、軽量ハーネスの特集がありました。
そこで、登山用ハーネスクーロワールと出会ったのでした。
クライミング用と登山用ハーネスの違い
登山用ハーネス?と思ってみていくとクライミング用と登山用のハーネスの違いが書かれていました。
簡潔に言うと
クライミング用 頻繁に落ちることを想定し、体への衝撃緩和重視
登山用 万が一の保険の位置付け。着脱のしやすさ重視。(アイゼン装着したまま、装備可能!)
クライミングは落ちること前提、登山用は落ちないことが前提だと言うことがわかりました。
前提が違うため、パッドの厚さやそれによるハーネス事態の重さが違うと言うことです。
ガイド登山の時って、クライミング用ハーネスじゃなきゃダメ?
ハーネスの違いはわかりましたが、軽量化するためにクライミング用と比べ、明らかにペラペラです。
いざ持って行ってから、使えないよと言われたのでは目も当てられないのでガイドさんに質問してみました。
回答は・・・
『軽量でもビレイループが付いているので大丈夫。ただ、完全装備の状態で装着できるサイズ感に注意して。』
とのこと。
そうと決まれば、サイズ、重量、脱着のしやすさで購入しない手はないので公式サイトでポチります。
クーロワールってどんな商品?他の種類はどんなもの?
商品のコンセプトとしては多くの装備を持たなければならない雪山登山でスピーディーに行動しリスクを最小限にするために開発されたようです。
パッドも簡略化されており、落ちないことが前提とはいえペラペラで衝撃が加わったときの不安が残ります。
ブラックダイヤモンド的には 雪山用のウエアがその役割を果たす、との設定思想に基づいているそうです。
基本は雪山でお使いください!と言う感じですかね。
クーロワールには4タイプが存在します。目的にあった装備を選ぶことが重要です。
クーロワール | クーロワールLT | クーロワール3S | クーロワールUL | |
特徴 | 高い汎用性 | 固定式レッグループ 軽量性優先 | 広い調整範囲 高い耐久性 コスパ | BD最軽量 |
重量 | 135g | 115g | 235g | 105g |
スキー、アイゼン 装着時の着脱 | ○ | ー | ○ | ○ |
簡易ギアループ | 2 | 2 | 2 | 2 |
アイスクリッパー スロット | 4 | ー | 4 | ー |
素材 | ダイネックス モノフィラメント ウェビング | ダイネックス モノフィラメント ウェビング | ベクトラン | ダイネックス モノフィラメント ウェビング |
雪山一般 | ○ | ○ | ||
バリエーション ルート | ○ | |||
沢登り | ○ | |||
山岳スキーツアー | ○ | ○ | ○ | |
山岳スキーレース | ○ | |||
ガイドサービス | ○ | |||
価格(税込) | 8,910円 | 7,810円 | 6,600円 | 10,010円 |
私は、ビレイループがしっかりあり、汎用性の高い『クーロワール』を購入してみました。
クーロワールとモーメンタム比較
価格はモーメンタムの勝利です。差額が2,420円あります。
重量はクーロワールの圧勝です。その差 200 g!!


サイズ感はクーロワールの圧勝です。見よ!この違いを!


プロテクションは、モーメンタムの圧勝です。




着脱のしやすさは、クーロワールの勝利です。





動きやすさは、
互角です。どちらも行動を妨げません。

赤岳ガイド登山で使ってみての感想
実際に、赤岳ガイド登山で使用してみました。
結論から言うとガイドさんには『クライミング用のほうがいいよ』と言われました。
滑落した時のことを考えてだと思います。
使えない、と言うことでなく、より安全を考えるガイドさんの思いによるものと思います。
使用中も、全く違和感なく使用できました。
何より、装着も持ち運びも軽量で楽でした。
まとめ
どちらも、一長一短ですが、万が一のお守りとしての位置付けならば重量とコンパクトさに勝るクーロワールに軍配があがります。
正直、剱岳でセルフビレイ用に着用していた時も、ちょっとオーバースペックを感じていた部分もありました。
かといって、スリングで簡易ハーネスを作るのもいざと言うとき心配だし・・・。
そんな方にはうってつけの商品だと思います。
雪山に限らず、セルフビレイが取れるところであれば持っていきたい装備になりました!
ブラックダイヤモンド クーロワール おすすめです!!!
YouTubeチャンネルやっています。
終わり
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(C)ブラックダイヤモンド BD13111・クーロワール【ハーネス】【キャンプ&クライミング館】
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