35歳から登山を始めた単独登山が好きな初心者の日記です。山行日記や登山用具に重課金しまくった経験を元に登山ギアの紹介をしています。これから登山を始められる方の参考になれば幸いです。よろしくお願いします。

テルをフォローする

【登山日記】ついにきた!冬季登山の登竜門。厳冬期の赤岳!!!

登山日記 

こんにちは!テルです。

今回、初めての八ヶ岳の赤岳に登ってきました。

そしてこちらも初めてのガイドさん付き!当初の予定では、地蔵尾根経由文三郎尾根だったのですが、なぜか逆でした。

初日の歩行技術講習が下手だったからかな?笑

登山口までのアクセス

今回は、ガイドさんから山梨県の小淵沢駅に9時集合!と言われていました。

小淵沢駅までは

①夜行バスで山形駅から新宿バスタまで

山形駅西口を23:15に出発。翌朝6:00に新宿バスタに到着です。

バスタ新宿。初めてきた。

②新宿駅から小淵沢駅まで。

JR中央本線 特急あずさ1号 松本行 7:00発 小淵沢駅 8:53着です。

他のホームは、激混みですが、9番線はガラガラでした笑

コロナ禍なのでちょっと安心。

交通費合計金額は約2万円です。車で行くより安いし、運転しない分、体力を温存できる。

ただ、夜行バスってどうしても寝られない。笑

特急あずさは松本までも行くので、上高地行く時も使えそうです。

それにしてもいい天気。電車から山が綺麗に見えます。テンションマックス!!!

快晴で山がはっきりと見える!

登山口から赤岳鉱泉まで

9時に小淵沢駅に到着すると、ガイドさんが待ってくれていました。

駅からは、甲斐駒ヶ岳が・・・。

今回一緒にガイド登山をされるお客さんが他に一名いて合流後、登山口へ出発しました。

美濃戸口から赤岳鉱泉までは 2時間くらい。

しばらく樹林帯歩きです。

その間、ガイドさんに歩き方についてレクチャーを受けました。

そして一言『本に書いてある技術は、違うところがある。』笑

ガイド登山に応募していた時から知っていましたが、常識だから、とかでなく実際に技術を使ってみて疑問を持ち、本当に無理のない、そして安全な歩き方はなんなのかを追求されているガイドさんです。

そんなガイドさんだからこそ、参加してみたい!と思いました。

赤岳鉱泉までは、登山靴のみで歩きました。(チェーンアイゼンは付けませんでした。)

『ダックウォーク』、『サイドステップ』この2つを使い、進みます。

予習はしてきたつもりでしたが、わかるとできるは違うと感じました。

苦戦しながら赤岳鉱泉到着です。

まさかの かほさん と遭遇

有名なアイスキャンディーが見えてきて興奮していると、小屋の前が何やら賑やかです。

『?何かやってる。あれ?黒のシロッコにブリッツ(ブラックダイヤモンドのザック)? 』

以前どこかでみたことがあるような・・・。

あっ!かほさん(登山系youtuber。)の動画で見たガイドさんだ!

と言うことは・・・。

隣を見るとみたことがある色のR1エアを着ている女性が・・・!

やっぱりかほさんでした!!!

※ちなみにガイドさんからかほさんを特定したことを私のガイドさんに伝えたら爆笑していました。笑

動画撮影中だったので、静かに見守り、軽く挨拶して小屋に入りました。

動画で見るより、いい声していたし、素敵な方でした。(惚れちゃう笑)

※天邪鬼な性格なので、一緒に写真は取りませんでした。後悔。笑

小屋に入り、午後の歩行訓練まで休憩です。

歩行訓練

端的に言うと『ダックウォーク』『サイドステップ』『スリーオクロック』『フロントポインティング』

この4つの技術を学んだのですが、いろんなシュチュエーションを想定して教えていただき、4つ以上に感じました。笑

正直、ついていくのに精一杯で頭がおいついていませんでした。

動作そのものを覚えなければならないので、それに集中していると、なんでそうなのかという1番の核心の部分を聞き逃すし、もう大変です。

いかに、無理のない姿勢で、安全に歩くか、みっちり3時間教わりました。

※ここでは、歩行術には触れません。ガイドさんが言っていたのですが、言ったことが間違って伝わり、それが広まることが悲しいと言っていました。一回講習受けた程度の人間が、命に関わる内容を伝えるのは危険との判断です。ご了承ください。

終わった後、復習しようと思っていたら、部屋で談笑が始まり、結局できませんでした。汗

明日、大丈夫かなぁ・・・。

アイスキャンディーの脇の斜面を使って歩行練習しました。

夕食

みっちり歩行練習して、お腹ペコペコです。笑

赤岳鉱泉名物ステーキ!!!

山の上でこんなお料理が食べられること自体幸せ。とてもおいしかったです。

ガイドさん達と、アウトドアブランドの話や、ギアの話、海外の話、料理の話、日本人の味覚は世界一だとか笑 そんな話をして夜がふけていきました。

明日の準備

明日は、6時出発です。

赤岳アタックに持っていった装備は別の記事でお知らせします。

ガイド登山全体を通じて感じましたが、やっぱり毎日山に入っている方だと装備が洗練されています。

個室だったので、快適に寝れるかと思いきや、廊下を挟んで正面の部屋がかほさんの部屋。

寝るまでは割と開けっ放しだったので、気になって寝れません。笑

気分転換にと、外に出ると星が出ていてすごく綺麗でした。

そんなこんなで、寝ます!笑

赤岳アタック

翌朝、5時起床

各々準備し始めます。朝ごはんはお弁当をお願いしていたのですが、冷たくなったおにぎりは喉を通らず断念。

代わりに行動食用に持ってきた、ブラックサンダーを頬張りお腹を満たしました。

(次からは、パンでも買ってきた方が良さそう。)

準備が完了し、アイゼンも装着していざ出発。

昨日とうってかわって曇り空。

最初は樹林帯歩きです。

ダックウォークとサイドステップで歩きます。

ただ、昨日の道と異なり、傾斜があります。

途中、スリーオクロックも必要でした。

森林限界の際。ここから上はアルパインエリア。

森林限界の際です。

ここで、最後の休憩をします。

シェルを着たり、お湯を飲みます。

ここから先はアルパインエリア。

停滞することはリスクに繋がります。

リスク管理に関しては別記事で紹介しています。

ガイドさんが遠くにかほさんを発見。一同歓喜。笑

徐々に危険な箇所出てきました。

切れ落ちたトラバース。

滑ったらはるか先まで落ちていきます。

慎重に。

遠くに富士山がはっきり見えました。

下りのパーティ待っている間にアイゼンの紐を整える。
その間にも強風が襲ってきます。

そして、一番の傾斜がやって来ます。

落ちたらアウトのデンジャラスゾーンです。

切れ落ちたトラバース2。落ちたらまず助かりません。

登りは、なんとかなりますが、下りはやばそうです。

デンジャラスゾーンを乗り越え、正規のルートとは違いますが、軽いクライミングも経験。

自分の登山に繋がるガイドを! が信条のガイドさんならでは。

普段ならなんてことないですが、アイゼンがついていると全然違いますね。

そしてついに‥

厳冬期赤岳登頂!ガイドさんありがとうございます!

下りは前後を入れ替えて地蔵尾根から下ります。

地蔵尾根も結構な急斜面でした。

下から巻き上げる風で氷の粒が舞い、顔面を容赦なく襲います。

写真じゃ伝わらないのがもどかしい。

ここでゴープロのバッテリーが終了。

雪山の稜線では、バッテリー交換などできるはずもなく‥。(何か考えないと・・・。)

長い階段で、下りのフロントポインティングなど、見どころあったのですが、撮れていませんでした。

なんとか、樹林帯までおり、11時、赤岳鉱泉に帰還しました。

5時間の山行でした。長い様で短い厳冬期登山が終わります。

帰還

美濃戸口までは、かほさんのガイドさんも一緒に降りました。

のぼりは、チェーンアイゼンなくても大丈夫でしたが、下りはあったほういいです。

未熟な歩行術では滑ります。何回か転びそうに。笑

最後まで着なかったプロトンLT。意地で着ました。(笑)理由は装備編にて。

まとめ

今回、初めてガイド登山を経験して、経験豊富な方に歩行技術やリスクマネジメントを教わる大切さを感じました。ソロで挑戦していたら、無事じゃなかったかもしれません。

また、間違った方法をずっと続けていたかもしれません。

ラッキーで帰ってこれた。ではなく、確かな自分の技術で帰ってこれたと胸を張って言えるように、今回教わったことを自分のものとし、今後の山行に生かしていきたいです。

雪山はしばらく、ガイド登山になりそうな予感。笑

まだまだ知らないこと、教えていただきたいところが、山ほどあります。

ソロで登山できなくなったらどうしようと恐るテルでした。笑

ガイドさん、本当に勉強になりました!また参加させていただきます。ありがとうございました!

・・・・かほさん・・・多分二度と会えないだろうなと未練たらたらなテルでした。笑

YouTubeチャンネルやっています。

テルの登山日記
35歳から登山を始めた飲食店店長の日記です。 年間100万円登山ギヤに課金。 槍、穂高、剱、大キレット、冬の八ヶ岳登頂。 ロングトレイルやトレラン、クライミングもかじってます。 これから登山を始める方向けに役立つ情報を発信していきます。 ブログ Amazonアソシエイトのプログラムを利用して、ご協力いただいた収益...

終わり

コメント

タイトルとURLをコピーしました