こんにちは!テルです。
今回は、赤岳登山の際、ガイドさんの使用率が高く気になっていたブラックダイヤモンド ブリッツ28をレビューしていきます。

こんな人に読んで欲しい。
- 雪山登山に向いているザックを探している人
- 北アルプスの岩稜帯で使える軽量なザックを探している人
- 軽量でシンプルなザックを探している人
結論から言うと 万人受けはしないがシンプルで、背負い心地がよく、コスパに優れたザックです。
2023 7月追記
先日、飯豊山1泊2日登山に使用しました。
避難小屋泊想定で日帰り装備+シュラフとマット、ガスを持っていきました。
それでも若干の余裕があったので、飯豊連峰縦走もこれでできたらなーと思っています。
やっぱりシンプルなザックって快適!
やっぱりザックってずっと背負うものだから軽さと背負いごごちって大事だなと再発見しました。

モンベルのザックカバーしてます。
雨降ってないのにザックカバーしているのは、28Lのザックに30Lのザックカバーしているので、すぐ取り出したいものを隙間に入れれるから。
これがマジで便利。
どうせ持っていくなら最大限活用しないとw
あとは、意外と日帰りでも使えること。
ザック自体軽量なのと、ペラペラなザックのため、違和感ない。
容量が少ないとこんな感じ。

写真は残雪期剱岳の時です。
こんな感じになるので、28Lでも違和感ない。
私は、トレーニングで里山登る時もしようしてます。
ナップサック感覚で使えて、ガチな時にも対応してくれるすごいやつです。
ガンガン使い倒してます。
それでは本編をどうぞ!
購入のきっかけ
私、テルが厳冬期赤岳登山に行った際に、悩みに悩んで購入したのが ブラックダイヤモンド サーク45でした。
初めての本格的な雪山登山で、勝手がわからなかったので少し余裕を持った45Lを選びました。(これでも小さいかなと思っていました。)
しかし、一緒に登ったガイドさんに告げられたアタック時の荷物はかなり限られたものでした。(小屋泊でかつガイド登山と言うこともあるとは思いますが・・・。)
スカスカのザックで登ったのはいい思い出です。笑
ガイドさんは、ロープもツエルトもファーストエイドキットもシェルもコンパクトなザックに収納していました。
それが、ブラックダイヤモンド ブリッツ28でした。
ガイドさんの使用率が高く、後ろからみていてとてもかっこよく見えました。
28Lと、雪山用としては小さいものですが、今回持っていったものと照らし合わせてみて入りそうだったのと、自分も使ってみたい欲に駆られて購入を決意しました。
商品詳細
■価格 11,990円 (税込)
■サイズ:ワンサイズ
■素材:ダイネックス (210デニール ナイロン+200デニールポリエチレン)
■重量:444g
■容量:28L
■仕様:
・メインの荷室はクイックシンチクロージャーで開閉
・トップに止水ジッパーポケット
・内部ジッパーポケット
・ウエストベルト、フォームパッドなどを外し、軽量化が可能
・ビバークパッドにもなるフォームパッドを背面パネルに装備
・ロープストラップ
・アイスツールアタッチメント
・ハイドレーションシステム対応
以下はブラックダイヤモンドホームページから引用
強靱な生地、ダイネックス
クライミングパックに軟弱なファブリックは似合いません。
生地の厚さを薄くして製品の重量を軽くすることは簡単ですが、ブリッツはあえて標準的な厚さをキープ。さらに、軽量かつ極めて強靱なダイニーマ®繊維のリップストップを加えることでハードな使用に対応する強度を確保しています。
ダイネックス:
210Dナイロン + 200Dポリエチレン
余分な機能は背負わない
最大81g**の軽量化を実現するパーツは、ビバークマットとして使えるフォームパッドを含む4種類。状況に応じて着脱することができます。
フォームパッド:28=32g / 20=26g
アイスツールホルダー:3g x 2個
スターナムストラップ:14g
ウエストベルト:29g**ブリッツ28の場合(ブリッツ20は最大75g)
本体およびパーツの重量は個体差、製造時期、仕様変更により異なります
ザック単体の重量もかなり軽量の部類ですが、さらにいらないパーツを外すことで軽量化ができるようです。
※2022年モデルが発売されたようです。少し高くなりましたが、素材や細かい変更によりさらに軽量化されているようです!!

公式サイトを見ても売り切れが多いです。欲しい人は
こまめにチェックした方がいいかも。
想定使用シーン
・登山スタイル 小屋泊 ○ テント泊 ×
28Lと言うサイズもあり、流石にテント泊は無理だと思います。一泊程度の小屋泊ならいけます。
・季節 夏山 △ 冬山 ○
サイズ的には問題ないですが、背面がメッシュではないため、暑さを感じやすいかもしれません。
・山行内容 横移動メイン ○ 垂直方向メイン ◎ 撮影メイン △
軽量でシンプルな作りのため、特に岩稜帯などの垂直方向の山行に向いています。
逆に、シンプルを極めたザックで拡張性がほぼ皆無なため、撮影機材(三脚等)の持ち運びには向きません。
また、アイゼンやピッケル以外のギアも運ぶのは厳しいと思います。(ワカン等)なので、山行内容は選びそうなザックです。
言うなれば、大きくなった、アタックザックと言う位置付けだと思います。
小屋泊1泊程度で、アイゼン、ピッケルのみの装備で登れる山であればいけると思います。
流石にワカンやスコップなどは入らないし、外付けも限られるため山行の内容と照らし合わせが必要で万能なザックではありません。

経験値や山行内容によっては、向かないかもしれません。
実際の使用感
赤岳山行を踏まえて装備を見直し、パッキングしてみました。
アイゼンや、ヘルメットも収納しています。


公共交通機関を使用することを考えると、あまりごちゃごちゃしていないスッキリとした方が好みなので、とても気に入りました。
背負い心地も意外にいいです。以前紹介した、トレイルバムのバマーと同じような背負い心地。
おそらく、背中のパットが影響していると思われます。(パッキングが悪いと背負い心地に大きく影響するので注意!)
ショルダーパットも思ったより薄く、心配でしたが、痛く感じませんでした。

ブラックダイヤモンドお得意のガバッと開く入り口も健在。これが楽なんです。

トップに小さなポケットあり。

ハイドレーションにも対応しているのは嬉しい。

背面には、小さいポケット。




やはり、基本的な作りはサーク45に似ていますね。
良い点、気になる点
良い点
- 何より、価格が安い
- 軽量である
- シンプルなザックなため、岩稜帯に向く。
- 生地が丈夫
- 入り口が開きやすい。
- 好みに応じて、より軽量化できる。
気になる点
- 拡張性がないため、山行を選ぶ。
- シンプルであるが故に、好みが別れる。
まとめ
山行内容は選んでしまいますが、シンプルで扱いやすく、丈夫で軽量で価格も安いことから、職業で登山をやっている頻度の方だと買い換えも楽なためガイドさんに人気なことがわかりました。
個人的にも、北アルプス岩稜帯の一泊小屋泊の山行が多いためドンピシャなザックかなと感じています。
耐久性については、使い始めたばかりなのでわかりませんが、クライミングブランドの出しているザックなのでそうそう壊れることはなさそうです。改めて追記していきたいと思います。
シンプルで扱いやすく、丈夫で軽量で価格も安いザックをお探しの方!
ブラックダイヤモンド ブリッツ28!お勧めですよ!
YouTubeチャンネルやっています。
終わり
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