35歳から登山を始めた単独登山が好きな初心者の日記です。山行日記や登山用具に重課金しまくった経験を元に登山ギアの紹介をしています。これから登山を始められる方の参考になれば幸いです。よろしくお願いします。

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【登山日記】冬山登山への下見へ!!!晴天&強風の安達太良山!

登山日記 

こんにちは!テルです。

今回は、冬山登山の準備として、安達太良山へ下見に行ってきました。安達太良山は、登ったことがないのでいきなり初見で冬山は危険と判断し、下見がてら登りに行きました。山行時間も5時間程度で、通期営業小屋のくろがね小屋がある山です。

今回の装備

今回は、冬山の下見が1番の目的です。雪が降ったらどうなるのか想像しながら登ります。そのため装備もはっきり言って本格フル装備です。靴は流石に3シーズン用を履いていきましたが、それ以外はほぼ実践装備です。周りの登山者のひそひそ声が痛かったです。笑(あの人、ワカン背負ってるよ笑とか)

まずはザック  総重量9.3k(測ったら意外と軽かった。もっと重いと思っていた。)

外側には、ワカン、ストック、ピッケルがついています。山小屋の方にフル装備ですねと笑われました。😀

スノーツールの箇所には、シャベル、ゾンデ棒、トイレキット、ファーストエイドキット、予備手袋、電気小物が入っています。

小物の箇所にはメイングローブ、ゴーグル、チェーンスパイクが入っています。

メインの箇所には、ツエルト、生活用品パック、クッカー、バーナー、アイゼン、マイクロパフ、ハードシェル、プロトンLT、パン、水500mlが入っています。結構パンパンです。

続いてサコッシュ 総重量1.75kg

熊鈴×2、温度計、クマスプレー、保温ポット350ml、ゴリラポット、消毒スプレー、行動食、ティッシュ、手袋、小物(リップ、日焼け止め、コンパス、マルチツール、ムヒ)ここには映ってませんが、予備マスクと地図、500mlのペットボトル

この山と道サコッシュ、ほんとに便利で2つ部屋があるのですが、片方にマジックテープがついていてボトルを分けるのに便利です。飲んだ後すぐ戻せます。

トータルで、11.5K! 冬山装備にしては軽すぎですかね?ちなみに一泊を想定しています。着替えは持ちません!やばかったらすぐ撤退!笑

登山口までのアクセス

秋の季節であれば、私の非力な軽自動車でも登山口まで行けますが、冬は無理です。笑 それを想定して、電車とバスを使って実際の感じをやってみたかったのですが、あいにくバスがやっている期間が終了してました。泣冬になれば、登山口にあるあだたらスキー場までシャトルバスが出ているんですがね。

ということで、特段遠くもないので車で出発です。

私の住む山形県から車で1時間50分かかります。山形中央道を使って福島西インターでおり、あだたら高原スキー場までです。これまで行った山の中では、インターからの距離も近く、道も走りやすいと思いました。ただ、冬はね。進まなくなったら終わるし。

山行記録

天気は晴れ予想通り晴天。山がはっきり見えます。

福島西インターを降りてしばらく進んでいると目の前に以前登った、吾妻山と吾妻小富士が見えてきました。晴れると街からも見えるんですね。あんなにはっきり。めちゃくちゃテンション上がります!!!もしやと思い安達太良山方面を見ましたがそこだけ雲の中。ただ、少ない雲だったのでじきになくなるだろうと予測。登山口に向かいます。

朝、8時。スキー場駐車場到着です。数台の車が止まっていましたが、スキー場関係者?の様でした。駐車場はかなり広いです。問題なく止められました。

少し進むと、看板発見!

さらに進んでいきます。

右手に奥岳の湯。

18時までやっている様です。登山口に温泉はありがたいですね。

ゲレンデ横の道を進みます。

標識もしっかりであります。

気温は10度。最初はフリースにインシュレーションでしたが、すぐ暑くなりフリースのみに。

最初左に進んだのですが、ヤマップでは右の様です。

こっちだとは思えない小屋の佇まい。

踏み跡はありますが、本当にこっち?と疑ってしまいます。

しばらくリフトの下を歩きます。

途中からゲレンデへ。どっちでも良かったみたい笑  結局ゲレンデに出るんじゃん。この辺迷いやすいです。まあ、冬はリフトに乗っちゃうかな。

この辺からは道がはっきりしていますが、粘土質の土に足を取られます。変なとこに足を置くと確実に転ぶので、なるべく平なところに足を置きましょう。私も一回、おっとっととなった。笑

リフトの終点が見えてきました。

登山道の標識。左へ進んだんですけど、まっすぐ行ってもついたのかな?未検証。

このね、粘土質の土が滑るのよ。

やっと登山道ぽくなってきた。

結構びちゃびちゃなとこもあります。雨だとコンディション悪そうです。

結構、段差ある道もあります。

梯子というか脚立笑 大丈夫かなと思いましたが、意外としっかりしてました。

少し展望が出てきて、歩きやすくなります。

いい天気。

最高だな!

そんなこんなで、五葉松平です。

乳首が見えるし、この青さよ。

霜が降りてる石発見。

気持ちいい!!!!

薬師岳到着。

脇に鐘があります。

そして、有名な『この上の空がホントの空です。』 今日はこの通りの青空!!!

この後は、しばらく木道歩き。

氷張ってる!

寒さに合わせて新調したフリースのフードをかぶる。バラクラマ的に使えて便利。あったかい。怪しいけど。

登りになってきた。

そして徐々に岩岩した道へ。

吹雪いたら、道を見失いそうなくらいひらけてる。

乳首が見えた!人が小さく見えます。

鉄山方面。ルートがはっきり見えます。

くろがね小屋分岐。

乳首直下。ひらけている。気温は、4度。風が出てきたが、まだフリースで大丈夫。

乳首へは右ルートと左ルートがあって、右から行ったのですが、登ったら、下り用って書いてあった。笑

見えづらいですが、鎖あります。結構斜度あるので確実に3点支持で。

あまりの景色に、ぐるっと一周写真撮りました。

安達太良山山頂!1700m!

降りる時に使った岩。ぼこぼこしてて、持ちやすかった。

登れと言わんばかりの岩。

乳首を左手に見ながら、鉄山までの縦走路に入ります。牛の背です。どうすっかなー。シェル着るかな?と悩みましたが、どれくらい耐えれるか、知りたかったのでそのまま稜線に突入!!!

この辺は土の色が赤かったり黄色かったり。不思議です。

船明神山方面。この辺からいよいよ風が強くなってきます。

縦走路分岐。

この分岐は船明神山に向かって伸びてます。こっちも楽しそう。

この辺で、猛烈な風が襲ってきます。まっすぐ歩けないくらいの風が、たまにでなく、常時吹いています。これは、冬ならやばそうです。万全な装備が必要だと思います。最初は腕と手が寒くなってきましたが、体は大丈夫でした。なんでか考えたら、体幹部分はミレーのドライナミックノースリーブメッシュを着ており、ジオラインベース、フリースと3枚きていることになるからだと思います。しかし、常時強風に晒される中では、やはりそれも持たず、体が瞬時に冷えてきました。悠長に写真とっていましたが、冷えるスピードが尋常じゃなく、やばいと感じたため、岩陰に隠れて風を遮り、急いでインシュレーションであるプロトンLTを来ました。

さすが、インシュレーション。風をシャットダウンし、冷え切った体をすぐ温めてくれました。これなら行動できます。

沼の平。綺麗とは違う感覚。すごいしか出てこない風景。立ち入り禁止の区域です。この写真を撮るときも強風でなかなか狙いが定まりませんでした。

鉄山との分岐。天気が最高すぎて行こうか迷ったんですが、あまりに風が強かったので断念。くろがね小屋に向かいます。

少し降りてきて、振り返る。乳首がふたつに!

降っていきます。

そんなに大きくないのですが、すごく目立っていた篭山。

さらに降ります。

篭山。

鉄山。この直下にくろがね小屋がある。はず。

あれ、なかなか見えてこない。

やっと着いた。意外と下の方にあるんですね。

立ち入り禁止の看板。

くろがね小屋に降る道で目に入った苔? どういうこと?ってなった。

赤い花?実?のようなものがついている。ちょっとグロい。

くろがね小屋。左に見える水道で泥を落として入る様です。すみません。私、見つけられませんでした。泣

しかも入口もわからず、下に降りていったら、小屋の方に違いますよって声かけられた。恥

建物に沿ってこの写真の右手に入口があります。

有名な鐘。年季入ってます。

冬季は、休憩の際、暖房費三百円かかります。

カップラーメンを食べました。蓋の裏に猫がいました。可愛い!!!(写真に夢中になって、箸が立ってました。すみません。)

本当は、お風呂にも入ろうかと思っていたのですが、なんか気分じゃなかったので入らず。くろがね小屋を後にします。小屋の方は気さくに話しかけてくれて楽しかったです!

水浸しの道。

帰りは比較的歩きやすいです。

ここから、歩きやすいが時間がかかる馬車道と時間は短縮できるが、ちょっと荒れた登山道の旧道に分かれます。私は、旧道へ。

でた。粘土質の土。この土の前では、スポルティバ ボルダーエックスも全くグリップしない。

もっと歩きづらいかと思っていましたが、全然大丈夫。

何回も馬車道と旧道が交差します。

鳥川橋に到着。

そのまま進むと、登山口へ直行。左に進むと遊歩道です。

せっかくなので遊歩道を歩きます!

沢ぞいを歩きます。

頭上注意のテープ。頭上だけでなく、ザックに取り付けてるものにも注意が必要です。

水が綺麗。透明感が半端ない。

不安しかない。笑

小さい滝がいくつかあり、なかなか綺麗です。

一番いいなと思った滝。

途中何箇所かで見かけた、蜂激取れ。確かにいっぱい取れてる。今回は心配はないですが、時期によっては危険かも。

戻ってきました。

朝はこの分岐を左に進みました。ここに出るのね。

朝は気づかなかったのですが、奥岳の湯に靴の洗い場がありました。

13時36分登山口につき、帰宅の途につきます。

帰りに高速の分岐を間違えてひと区間無駄に走ったのは内緒です。笑 右ってナビされたのに、左行った笑

まとめ

初めての安達太良山は、天気に恵まれとても快適な登山ができました。冬山登山の下見の山行でしたが、アクセスが悪くないのとそこまで長いコースでなく、通期営業の山小屋もあるので、比較的登りやすそうなルートでした。ただ、稜線の風は別格でした。今まで浴びた風の中で1、2を争う強風で、冬だったら、吹雪だったらと考えるとしっかりとした装備が必要と感じました。蔵王もそうですが、稜線か、そうでないかでは全く環境が変わります。身を守る装備なく、長時間稜線上にいられません。次回登るときは冬季になると思うので万全の装備で望みたいです。また、開けた道も結構あったので、視界が悪いと迷いそうでもあります。この辺は地形の把握が大事になってくると思うので、予習は入念に行いたいです。もちろんくろがね小屋にも泊まって温泉にも入りたい。いやー、冬が楽しみだな!

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テルの登山日記
35歳から登山を始めた飲食店店長の日記です。 年間100万円登山ギヤに課金。 槍、穂高、剱、大キレット、冬の八ヶ岳登頂。 ロングトレイルやトレラン、クライミングもかじってます。 これから登山を始める方向けに役立つ情報を発信していきます。 ブログ Amazonアソシエイトのプログラムを利用して、ご協力いただいた収益...

終わり

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